鷹の爪
鷹の爪
第10号 2008年 3月28日

平野武文税理士事務所 発行



 
 桜の蕾も開きはじめ、すっかり春めいてまいりました。色鮮やかな花々が咲き乱れるこの季節、おんもへ出て馥郁たる香りを満喫したいですね。
 けれども、花粉症の方にとっては辛い時期ですよね‥‥。
 某社の乳酸菌には花粉症の症状を抑える効果があるとか?

それでも日本人なら、やっぱり、春は、桜 さくら サクラでしょうか。

よみとく

(知らなきゃ損が税務情報)








試行雇用(トライアル雇用)奨励金
  経験不足等により就職が困難な求職者を、公共職業安定所の紹介により試行的に短期間雇用(原則3ヶ月)する場合に奨励金が支給されます。
 企業は、トライアル雇用中に対象労働者の適性や能力などを見極めた上で、トライアル雇用終了後に本採用するかどうかを決めることができ、また、雇入れに係る一定の負担軽減ができます。
 対象労働者にとっても、企業の求める適性や能力・技術を実際に働くことで把握することができ、また、トライアル雇用中に努力することで、その後の常用雇用への道が開かれます。

<受給できる事業主の主な要件>
1. 雇用保険の適用事業の事業主であること
2. トライアル雇用された労働者の出勤状況及び賃金の支払状況を明らかにする書類(出勤簿、賃金台帳等)を整備・保管していること
3. トライアル雇用期間中の労働者に支払うべき賃金について、支払期日までに支払っていること
4. 奨励金の支給を行う際に、前々年度より前のすべての保険年度において、労働保険料を納入していること
5. トライアル雇用を開始した日の前日から起算して過去3年間において、当該トライアル雇用に係る対象労働者を雇用したことがないこと
6. ハローワークに求職登録している対象労働者を、ハローワークの紹介によりトライアル雇用として雇入れた場合に限る

<対象労働者>
以下に該当する者のうち、トライアル雇用を経ることが適当であると公共職業安定所長が認める者
1. 中高年齢者
 45歳以上65歳未満で、原則として雇用保険受給資格者である者
2. 若年者等
 35歳未満の者
3. 母子家庭の母等
4. 季節労働者
 厚生労働大臣が指定する地域・業種に従事する者であって、各年度の
 10月1日以降に特例受給資格者として離職した65歳未満の者
5. 障害者
6. 日雇労働者・ホームレス

<受給額>
対象労働者1人につき、月額40,000円
支給上限 3ヶ月分まで

※なお、上記以外にも一定の要件がありますので、詳細につきましては、最寄りのハローワーク又は当事務所にお問い合わせ下さい


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コラム



教育の再生

 日本の1人当たりGDP(国内総生産)がOECD諸国において、ここ数年で3位から18位に下がった。今後ますます低下する傾向にある。対照的に、北欧諸国と呼ばれる5ヶ国は、すべてベスト10に入っている。

 この日本と北欧の差は、学校教育の差に起因するともいわれている。北欧の中でも特にフィンランドは、教育レベルが世界最高水準にある。日本の教育と大きく違うのは、教育による格差を作らないことが挙げられる。基礎教育は9年間で、その間、成績表もテストもないのだそうだ。他人と比べるのではなく、本人が理解できたかどうかという点が重視されている。日本や韓国のような受験戦争もない。

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テリマカシ

(テリマカシとはインドネシア語で「ありがとう」という意味です。)

節  句
 四季が美しく移り行くわが国日本には、気候の変わり目を「節日(せつじつ)」といい、行事を行ったり神様にお供え物をして祝ってきました。

 この節日のお供え物を「御節供(おせちく)」といっていましたが、今では“お節”と略してお正月に食べる料理のことを指すようになり、いつしか、この“節日”と“御節供”を合わせて「節句(せっく)」というように変わっていきました。
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ぜいたく病
 まずは、下記の問診で自己診断してみましょう。

2回以上の急性関節炎の既往歴がある

24時間以内に炎症がピークに達する

単関節炎である

関節に発赤がある

第一中足趾関節の疼痛または腫脹がある

第一中足趾関節の病変がある

片側の足関節の病変がある

痛風結節(確診または疑診)がある

血清尿酸値の上昇がある

10

X線上の非対称性腫脹がある

11

発作の完全な寛解がある

 以上の項目のうち、6つ以上あてはまった方は、ぜひ続きをお読み下さい。

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that's ファイナンス



基軸通貨とドルの関係

 基軸通貨とは、国際間で貿易などの決済手段として中心的に使われている通貨のことをいいます。
 輸出入をする際、どの国の通貨で決済するかが非常に重要です。例えば、輸出をした際に後進国の通貨で代金を受け取ったとします。その通貨で、いざ輸入しようとしても、「その通貨は信用できないから、あるいは、国際社会での価値が低いから」という理由で、モノを売ってもらえない可能性があります。なので、一般的には世界的に知られている先進国の通貨が決済方法として利用されます。要するに「信用」の問題です。
 先進国の中でも、圧倒的なシェアを占めているのが米ドルです。外国為替市場での1日当たり取引高のシェアをみると、米ドルが40%強、ユーロが20%弱、そして、円とポンドが8%程度となっており、米ドルが基軸通貨としての地位を保っているのが分かります。
 決済通貨は輸出業者と輸入業者が話し合いで自由に決めることができます。必ずしも米ドルを選ぶ必要はありません。しかも、アメリカの経常収支は赤字です。それでも、世界中の多くの業者が米ドルを選ぶのは、やはりアメリカが政治的にも経済的にも安定性があり信用できるからでしょう。

 これまではそうでした。

 今、アメリカの信用は大きく揺らいでいます。
 ご存知のとおり、現在のアメリカ経済は、サブプライムローン問題が発端で大きく混乱しています。IMF(国際通貨基金)の試算によると世界全体で8000億ドルもの損失になると言われています。世界中の国々はそんなアメリカ経済に不安を抱いています。信用第一の基軸通貨である米ドルが信用を失いかけているのです。
 その混乱の影響は日本にも及び、一時、1ドル=95円台を付けるなど13年ぶりの円高になりました。
 このことから、基軸通貨、つまり、世界経済がいかに不安定になっているかということがお分かりになるかと思います。

 60年以上基軸通貨であり続けてきた米ドルです。アメリカという巨大な国がそう簡単に衰退するとは考え難いでしょう。今回の混乱も一時的なもので、サブプライムローン問題が落ち着けば為替相場も次第に元に戻るかもしれません。
 しかし、これまでの絶対的な信用は絶対ではなくなってきています。この先、経済がどう動くかは分かりません。何が安心なのか、何を信用するのか、その判断がとても難しくなってきたということでしょう。




<親から子へ>
親から子へのメッセージを

 目の中に入れても痛くなかった。ランドセルがやたら大きかった。
 運動会でこけた。寝顔を見ながら、命に代えてもと誓った。
 その子供も、やがて社会の荒波にもまれていきます。

 子の行く末を想わぬ親はいません。
 その想いは、きちんと伝わっていますか。
  
 子供たちが知らないことはたくさんあります。あなたが過ごした子供時代のこと。祖父母のこと。そして何よりも、己のため、家族のために、必死で戦ってきたあなたの生き様。挫折、忍耐、そして喜び。
 あなた自身を振り返って、もう少し親の話を聞いておけばよかったという無念さはありませんか



 「おい 息子、これだけは言っておきたい」というものが、必ずやあるはずです。
でも、そう思って実際に、筆を執ろうとしても、何をどのように伝えればいいのか。戸惑います。まずは、気軽に、伝えたいことを少しずつ書きとめることから始めてはいかがでしょう。



 私どもは、仕事柄、親が一所懸命に頑張って築き上げた財産が子供たちの間で争いの種になるいわゆる争族問題に接するたびに、まさに「親の心、子知らず」を実感し、また逆に、保障がなされていなかったために、負債が遺族に重く圧し掛かり、その後の生活不安にさいなまれる姿を見て、生前にしっかり対策を立てておけばと、他人事ながらいつも感じてきました。しかし、こうしたことを経験するうちに、次第に、その原点は、親の想いがきちんと子供へ伝わっておらず、そして子供が親の心を理解していないことにあるのではと、当たり前のことに思い至りました。今後、メッセージなどを紹介し、なんらかのお役立てればと思っております。
 月刊誌、「フォーネット」では、このテーマを「親から子への手紙」の連載記事として取りあげておられます。



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